柴崎のダイレクトシュート。(記憶違い修正)

ところで、柴崎のあの豪快な「ダイレクトシュート」は最近どうなってしまったのだろう?

不意にそう思い、俺は柴崎が以前代表で決めたゴールをもう一度見たいと願ったのだった、するとどうでせう、気づいたら俺は赤い丸ぽい四角と白くて横向いた三角形が描かれた不思議な世界にうっかり迷い込んでしまったのだ、それが夢だったのか現実だったのかは誰にもわからない、そこで俺は見た、実に空前絶後の不可思議な体験だった。

以上、長い言い訳でした。

やっぱ以前はダイレクトシュートをバンバン決めていたよな。最近起用されるポジションの位置関係で決めにくいのかな。

今と昔の柴崎を比べると司令塔機能と実務能力がかなり増したと思う。敏腕ビジネスマンのように良質な実務をテンポよく積み上げ味方を底上げし敵軍を絶えず圧迫する力は前からあった、スペイン2部から1部に移籍した頃だっけかな、俺はそれが柴崎の最大の長所だと思って居た、ただその実務能力をスペインの強度に適合させる必要があったのだろう、柴崎のその適合作業はW杯後も続き今では相当良い選手だと思うのだけど後はフィットするクラブかなぁ。フェタフェはいつまで柴崎を冷遇するつもりなのか。

ボランチでパスの名手と言えばご存じ遠藤だけど、遠藤は優れた右利きプレースキッカーでもある、パスとプレースキックのクオリティにおいて遠藤の後継者に成れる選手は清武しか居なかった、それが俺の考えだったし、今もまだ清武以外には見当たらないと思う。

柴崎と遠藤清武はキックの球質がちょっと違う、柴崎は欧州的、遠藤清武は南米的なのかも知れない、スペイン挑戦時の柴崎はやや地味ながらも攻守において質の高いプレイをドンドン積み上げていく所が優れていたが世界に通用するには適合が必要で、遠藤清武はプレースキック及び司令塔機能に優れ、それは世界にさえも通用するものだった、言ってみれば柴崎はアベレージ型、遠藤清武はピーク型のイメージだ、だが柴崎にもダイレクトシュートという大きなピークがあった。

その後柴崎は自分の長所である実務能力、クオリティ、仕事量、処理速度の共存した状態からの進歩を実現、タスク処理の質と量と速さに加えて幅と強度を拡張した、そこに更にキーパスの有効射程を伸ばす事で司令塔としても高い能力をも手に入れている。アベレージのグレードアップと「強化されたキーパス」というポジにマッチした新たなピークの入手。

あ、何の話だっけ。

そう、ダイレクトシュートだ

最近あの豪快なダイレクトシュートはどうなってるんだろう。

今の進化した柴崎のプレイだけでなく、あの豪快なダイレクトも見たいと思うのは見てる側のワガママなのだろう。