スペイン紙スポルト「タケフサ、超ショックやで」2


タイミングの悪さはある。

タケフサの誕生日が半年後なら話は少し違ったかも知れない、18の誕生日をすべての基準にした事は奇妙だ、世界はタケフサの誕生日を基準にして動いてるわけでは無い。

Jリーグと欧州リーグの開催期間がずれてなかったら話は少し違っただろう。

もうひとつ

タケフサがJリーグから得るもの、世界と日本の全ての人がそれを過少評価していたかも知れない、そこの認識のズレがタケフサの評価上昇を一時的に遅らせているのかも知れない。帰国は不運な出来事だと思われて居たし、帰国後の伸び悩みも指摘されて居た、バルサも育成途中のタケフサを日本に帰す事は不本意であり、Jリーグをタケフサ育成の理想的な環境とは思ってはおらず成長の遅れを心配していただろう、みんな同じ事を心配してたと思う、最近昌司が「Jリーグは欧州の下じゃなく横」、という事を言った、それは同レベルという意味では無く異質であり単純に比較できないという事だと思われる、おそらく独特という意味で言ったのだろう、特殊?なJリーグで苦しみ、そしてついに光を放ちはじめたタケフサ、つい最近私もタケフサのプレイ映像を見てタケフサが立派に成長した姿を見た、そして帰国後の月日は不運どころか逆にタケフサ本人と日本サッカー界に双方にとって、とても意義深く重要な日々であった事を感じた、その素晴らしい逆転はタケフサ本人と周囲の方々の努力によるものだろう、帰国した宝を育てるために自分たちが出来る事をしたんだと思う、結果、タケフサはJリーグと日本から何かを得たんじゃ無いだろうか、それは特殊性によりワールドスタンダードから見れば偏っていて、それだけでは足りないだろう、だがタケフサはバルサカンテラを経験し、今後5大リーグでプレイしそこではまた違う苦労があるのだろう、タケフサは欧州を知るがゆえに偏りの中に囚われず、偏りが持つ長所を栄養分にして武器にする事が出来るはず、タケフサが日本で出会った人々の思いを背負ってトップの世界でプレイする事は双方にとって幸せな事、その姿が日本人選手や日本サッカーに重要なヒントを与える可能性がある。そしてJリーグをもっと世界を追いかける事が出来る形に変えていけると良い。

雲は去り、晴れ間が見えた、全ては順調に見えた。

そこにマがさしたか、好事魔多しというやつなのか。

一種の空白期間、そこにレアルがつけ込んだ。

レアルが提示したタケフサの年棒、1億3千万かな、2億超えるという報道も一部あったけど、1.3億のほうかな。個人的には、タケフサなら別に違和感のある金額じゃない、いずれこれぐらいの金額は稼ぐ選手だと思う。

今までは凄く良かったように思える、まずご両親、バルサ、そして日本サッカー界、そのすべてを背負って活躍して欲しかった。

レアルだけはマズイ。

少し急ぎすぎたのではないか。

ただ「コパ」を控えて居た。

昔から日本代表の若手の超有望株は良く大怪我をする。

タケフサ、それ以上にタケフサの周囲の人々がコパでの大けがを恐れる気持ちは多分あるのだろう。

従来の森保ジャパンを見て、その心配が倍増する気持ちもわかる気がする。

まさに恐怖。

レアルの出してきた話は魅力的すぎる保険だ。

レアルの狡猾さときたら・・