やめられないスケープゴート。

(間違って消してしまったので再掲)

スケープゴート大好き、日本サッカー業界。

ショッキングだ、ここまで好きだったとは・・

ワールドカップが終わると、業界に都合の良い戦犯を創り出すのが日本のサッカー業界の伝統らしい。

「岩政の14秒」の記事を見てガッカリした、記事の日付をみて2度ガッカリ、2月になってもまだこんな事を書いてるとは、岩政がジジーならまだ良い、岩政はああ見えて戸田より若い、俊輔より若い、ああ見えて、まだ37歳らしい、だがシッカリと業界に骨の髄まで染まりきってるようだ。これから岩政が何十年もこれと同じことをW杯のたびに繰り返すのかぁ、と思うと本当にムネアツだよ。ジジーなら歳だから待ってたら居なくなる、だが岩政は居なくなら無いからこれからもこういうウザい事をするだろう、読んでみたらテクニックを思う存分駆使してホタルを批判している、自分が切り取りしてる事を正当化し、数的不利だった事にも触れることによって、それも踏まえているかのように見せかけている、岩政はCBだったが「14秒」でCBの2人が何をやって居たかもう一度よく見れば良い、CBが2人共守備を放ったらかしにして攻撃で何をしていたのか、もう一度よく見る必要がある、守備を放棄して攻撃に上がるならもっと攻撃で役に立つべきだろう、2人は何のために上がったのか、あの時の代表には岩政のような選手は居なかったと思うが、岩政のようなCBがチームに居たら最悪だ、岩政はCB陣のしていた事を棚にあげてDMFを批判するCBなのだ、戸田と岩政の分析を見てもちろん監督としての活躍を期待した、同時に戸田のテンションと岩政の力強さに不安も覚えた、戸田はテンションが低い時は何を言ってるかわからないし、岩政は衝突を起こしそうだと思った、やっぱりね。

彼らの動機はなんだろう?

「大迫の14秒」と「昌子の14秒」と「吉田の14秒」を隠したいのか?3人は代表の有力候補でカタールW杯のメンバーに入る可能性も高い、3人の人気が落ちれば代表人気が落ちる?そうすれば「国内親善祭り」や「新ビッグスリー祭り」が盛り上がら無くなるからか?、そこまで代表をアイドル化するのか。

ホタルに「14秒」の責任を背負わせることによってホタルの排除と全責任の押し付けを同時に実現、一石二鳥というわけだ。

だがそれは正しい対処につながらない、ホタルに全責任を求め、ホタルと一緒に「14秒」を葬った気になっても、事実はそうじゃない。

サッカーは面白い筈なんだけど、日本のサッカー業界は面白くない。本田が居なくなって、なんか余計につまらなくなったか。日本のサッカー業界がつまらないとしたら、そこには理由があるだろう。

ホタルをスケープゴートにしてニヤニヤしてる奴等は見てて本当にツマラナイ、それが日本サッカー業界なのだ。

それがロシアW杯の反省なのか?

マジで冷める。

ブラジルW杯を「自分たちのサッカー」で語り、ロシアW杯を「山口螢の14秒」で語る奴が居たら、そいつは簡単に騙されるバカか、確信犯か、どちらしか無い。

本田は居たら居たで色々大変だけど、本田の居なくなった代表から「熱」を感じない。だからと言って熱不足は選手達のせいじゃない、偉い奴等に「熱」が足り無いのだ、ガス窯で沸かすタイプの昔のお風呂、湯を沸かしてるとまず上だけ熱くてなって、それで沸いたと思って風呂に入ると下は冷たい、表面は温かいのだが中はまだ冷たい。選手の熱は本物だろ、マスコミの熱は見せかけのイカサマのニセモノだ、サッカー界の権力(森保含む)は圧倒的熱不足、ジーサン達は勉強不足だと思う、必死に後輩たちに付いて行かないといけないのに、ついていけて無い。

以前は本田の「熱」が周囲の熱不足を補完していたのだと思う、それは少し型破りだったかも知れない、熱不足の部分にもドンドン侵入したのだろう、はみ出す炎、乱入する情熱、あったらあったでややこしいけど、無くなると何か物足りないな。

スケープゴート、国内親善馬鹿騒ぎ、新ビックスリーゴリ押し、不可思議な森保式4-4-2。

そこには本当の「熱」が無い、あるように見えるのは表面だけ。今更だけど代表のひとつの時代の終わりのようなものを感じている、サッカー業界の状況は相変わらずなんだけど、そこにアツイ火の粉をばらまく奴が居なくなった、だからと言ってそれを真似しろとも思わないし。

今までだって良かったわけじゃない、でも「悪あがき」した、完璧には程遠い、だけど振り返れば悪くなかったかな。とことん叩かれて踏みにじられた、でも同じ悔しさを共有する仲間も居た(と思う)。ファンもマスコミも権力も、誰も認めてくれなくても、他の何処にもコアが無くても、代表の中にコアがあった、ブラジルW杯後はスケープゴートにされた選手が代表に残った、そこにコアがあった、ブラジルW杯後に業界はスケープゴートに責任を押し付けたが、ロシアW杯後はそれが進化し、スケープゴートに責任を押し付けて同時にポイ捨てする事を業界は覚えた(業界は賢さが1上がった、幸運が10ダウンした)、その結果大きな挫折は業界全体の経験にはならない、第2次世界大戦の敗戦でドイツ人は全部をナチスのせいにしたらしい、朝鮮は全部を日本のせいにした、それで片付けたのだ、それに似ている、ブラジルの時は周囲が選手のせいにした、ブラジルの悔しさは代表の選手だけが強制的に背負わされた、そして代表の中に悔しさが残った、ロシアの14秒の責任は周囲がホタルに押し付けた、代表の選手は責任を押し付けられ無かった、それでどうするか?悔しさを持ち続けるか?ホタルに押し付けて忘れるのか?最初から答えは出ている。

それは代表の選手達「だけ」にかかっている。

日本サッカー界は相変わらずだね、巧妙化してかえって悪化してるようにも思えるぐらいだ。

ホタルに全部背負わせてそれで笑顔になれる人はそれで満足していれば良いのだろう。ミイラ取りがミイラになるとも言うが、何度も繰り返されるのはそれが抜きがたい体質でもあるんだろうな。

今の代表の周囲に「熱」が足りないなら、それをどうやってプラスするのか・・・。

南アW杯からロシアW杯までの代表にはなんだかんだで「熱」だけはあった。

あれは特殊な時間であったようだ、貴重な時間だった。