足りないなら足せばいい、だがしかし、うーん難しい。 3

もしもベンゲルが日本代表監督に就任したら?

ベンゲルのサッカーは古くなっているらしい、西野のサッカーがそうであったように。

西野は捨てることが出来た、本当の目的を忘れなかったから、「手段」を捨てることが出来た、もしくは棚上げにした、目的を果たすために編み出した自分のスタイルを封印し、目的を果たすために違う手段を受け入れた、そしてW杯大会中に再び葛藤に襲われる、あるべきだと思う姿と、勝ち抜くための手段、そのギャップを突きつけられる、そしてベルギー戦、戦う姿は示すことが出来た、だがベスト8はすごい速さで逃げていった。西野には小さな死と再生、一種のスクラップ&ビルドが3回あった。マイアミの無念とガンバでの成功、西野ジャパン初期の失敗とW杯直前とGLで掴んだ手応え、GL第3戦の臨死体験とベルギー戦の2点先取、この3回、そしてベルギーの猛攻に敗れ去った、死と再生、今回も再生があるかはわからない、だが西野はガンバ在任時も小さく同じことを繰り返していたのかも知れないと思うのだ。

ベンゲルはどうだろう?

おそらくベンゲルが西野と同じようにすることは出来ないだろう、後で槙野が何もしなかったなんて言う事にはならない、ならばベンゲルベンゲルのやり方で再生するだろうか?、グランパスの時はベンゲルが与えてくれたように思う、グランパスベンゲルに与えた訳では無い、代表とベンゲルは本当の成功を手に入れるために変われるだろうか、確実に足りない要素がある、おそらく森保には荷が重過ぎる、ベンゲルは代表と共に新しいチャレンジをしてくれるだろうか。

可変システム、攻撃陣から始まる守備、守備陣から始まる攻撃、ハイプレスとプレス耐性、攻撃即守備、守備即攻撃、攻防の一体化、代表運営システムの改革、ジェットラグ対策の更なる向上。

やるべきことは山積みだ。

ベンゲルに決意があるのなら、賭けて見る価値はあるだろうか?